身長と3つのホルモン

ホルモンとは


体内の特定の器官で合成・分泌される生理活性物質の事で、血液など体液を通して体内を循環し、別の器官に働きかけてその効果を発揮、体をコントロールします。
ヒトホルモンは100種類以上あり、分泌器官ごとに蛋白質ホルモン、アミン・アミノ酸誘導体ホルモン、ステロイドホルモンがあります。


身長を伸ばすホルモン

成長ホルモン

脳の底部の脳下垂体から分泌。成長促進や代謝に関係します。
【一生の変化】
生涯にわたり分泌されますが、13~17歳(思春期)が体内の成長ホルモン分泌量のピークでそれまでの約2倍になり、20~25歳にかけて成長ホルモン量は急激に少なくなります。60歳以降では30%くらいの量になります。
【一日の中での変化】
1日の中でも分泌量が変わり、夜10時~深夜2時の間に大量に分泌されます。
【動作による変化】
・眠りについてからの最初の3時間に多く分泌されます。(深い眠りほど多く分泌)
・運動時も平常時よりも多く分泌されます。
【働き】
1.大腿や腕の骨に働いて、骨を伸ばします。
2.タンパク質を作り出し筋肉を発達させます。
3.脂肪を分解してエネルギーを生み出し、代謝に働きかけます。

甲状腺ホルモン

のど仏にある甲状腺から分泌されるホルモン。
骨を含む全身の新陳代謝を活発にし、体中のタンパク質をつくらせて成長を促します。
【働き】
1.骨の代謝がよくなり、骨端線が伸びやすくなる

身長の伸びを止めるホルモン

性ホルモン

男性は精巣、女性は卵巣から分泌されるホルモン。
【働き】
女性器や男性器に影響を与え、体の発育(成熟)を促します。
【弊害】
身長が伸びきる前に、体が発育を終えると成長期は終わり身長の伸びも止まってしまいます。
性ホルモンの分泌量が活発になる時期を遅くすることが、背を伸ばすことにつながります。

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